【中文】
1、能效是GPU的3万倍 东工大开发退火处理器LSI
东京工业大学的川村一志特任助教和本村真人教授等人开发了能够根据问题优化计算原理的退火处理器LSI(大规模集成电路)。专门针对组合优化问题等现有计算机不擅长的问题。与图形处理单元(GPU)相比,能效提高了3万倍。以早期实用化为目标。
2、东邦钛以94亿日元“镍粉”新工厂 预计将大幅扩大需求
东邦钛投资约94亿日元,在若松工厂(北九州市)内建设镍粉的新工厂,生产能力比以前提高约20%。2025年度完成,开始营业运行。镍粉用作层压陶瓷电容器(MLCC)的内部电极。目前,MLCC需求处于调整阶段,除了用于面向智能手机和个人电脑等之外,今后由于电动汽车(EV)化、第6代移动通信系统(6G)的实用化,预计需求将大幅扩大。
3、旭化成开发概念 操作AR·VR终端的戒指型控制器
旭化成开发了一种戒指型控制器的概念,可以通过小动作操作扩展现实(AR)和虚拟现实(VR)终端。安装在食指上,握住手后启动,用大拇指按压突起部分进行操作。考虑到将来AR/VR终端的普及,产生了日常细微的动作操作的需求。应用设想对制造厂的开发合作和核心零件的磁传感器的供给等。
4、东京理科大学开发正极材料 “镁电池”的构造
东京理科大学的井范康教授和北村尚斗副教授等人开发了镁电池的正极材料。如果反复充放电,则晶体结构的变形被缓和,放电容量最大化。通过分析这个过程,发现了元素之间的作用。由于镁为2价离子,因此与使用1价锂离子相比,期望能提高能量密度。
5、三菱电机开发的超绝缘技术可降低涡轮发电机总损失5%以上
三菱电机开发出了能够降低涡轮发电机总损失5%以上的绝缘技术。在覆盖发电机定子线圈的绝缘带中浸渍分散有纳米尺寸的无机粒子(填料)的树脂。与以往的绝缘材料相比,耐电压性能提高了4成,绝缘寿命提高了30倍以上。如果输出功率为1千兆瓦(千兆为10亿)运行1年的话,可以达到相当于减少1000吨二氧化碳(CO₂)排放量的燃料削减效果。以2024年以后作为涡轮发电机的产品化作为目标。
【日本語】
1、電力効率はGPUの3万倍、東工大が開発したアニーリングプロセッサLSIがスゴい
東京工業大学の川村一志特任助教と本村真人教授らは、計算原理を問題に応じて最適化できるアニーリングプロセッサLSI(大規模集積回路)を開発した。組み合わせ最適化問題など、既存のコンピューターが不得意とする問題に特化する。グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)と比べると電力効率が3万倍になった。早期実用化を目指す。
2、東邦チタニウムが94億円で「ニッケル粉」新工場、大幅拡大見込む需要の中身
東邦チタニウムは約94億円を投じ、若松工場(北九州市、写真)内にニッケル粉の新工場を建設し、生産能力を従来に比べ約20%増強する。2025年度に完成させ、営業運転を開始する。ニッケル粉は積層セラミックコンデンサー(MLCC)の内部電極として使用される。足元、MLCC需要は調整局面となっているというが、スマートフォン向けやパソコン向けなどで用いられているほか、今後は電動自動車(EV)化、第6世代移動通信システム(6G)の実用化により大幅な需要拡大が見込まれている。
3、旭化成がコンセプト開発、AR・VR端末を操作する指輪型コントローラー
旭化成は、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)端末を小さな動きで操作できる指輪型コントローラーのコンセプトを開発した。人さし指に装着して手を握り込むと起動し、親指で突起部分を押して操作する。将来、AR/VR端末が普及し、日常的に目立たない動きで操作するニーズが生まれると考え開発した。事業化時はメーカーへの開発協力や中核部品の磁気センサーの供給などを想定する。
4、東京理科大が正極材を開発、「マグネシウム電池」の構造
東京理科大学の井手本康教授と北村尚斗准教授らは、マグネシウム電池の正極材を開発した。充放電を繰り返すと結晶構造の歪みが緩和されて放電容量が最大化する。この過程を解析し、元素同士の働きを突き止めた。マグネシウムは2価のイオンになるため、1価のリチウムイオンを用いるよりもエネルギー密度を上げられると期待される。
5、タービン発電機の全損失5%超低減、三菱電機が開発したスゴい絶縁技術
三菱電機はタービン発電機の全損失の5%超を低減できる絶縁技術を開発した。発電機の固定子コイルを覆う絶縁テープに、ナノサイズの無機粒子(フィラー)を分散した樹脂を含浸させる。従来の絶縁材と比べ耐電圧性能を4割伸ばし、絶縁寿命を30倍以上に向上した。出力1ギガワット(ギガは10億)で1年間稼働する場合、1000トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減に相当する燃料削減効果が見込める。2024年以降にタービン発電機としての製品化を目指す。