【中文】
1、RENESAS开发的功率半导体新产品改善了10%的功率损失
RENESAS ELECTRONICS电子开发出了面向电动汽车逆变器的功率半导体——硅(Si)绝缘栅双极晶体管(IGBT)新产品。第一批耐压750伏特、额定电流300安培的样品开始供货。采用新工艺“AE5”,功率损失比现行产品“AE4”改善约10%。在维持现有耐久性的同时尺寸大约缩小了10%。
日本东丽公司开发出了从使用过的锂离子电池(LIB)中回收锂的纳米过滤(NF)膜。NF膜的耐酸性提高了约5倍,锂的选择性提高了约1.5倍,通过废LIB的再利用,NF膜的分离和回收成为可能。如果采用该膜分离法,生产成本将降低到原来的五分之一。由于电动汽车(EV)的普及,到2030年锂供应不足的问题令人担忧,预计在2030年左右实现实用化。
东芝在使用可再生能源以地区为单位实现电力自给自足的小规模输电网(微电网)中,使用太阳能发电设备和GFM(电网结构)转换器的样机,使用导致停电的系统频率验证了抑制频率波动的技术。今后,作为避免停电、实现稳定电力供应的技术,将在早期实用化的道路上反复进行验证。
日本东北大学的冈本聪教授和关西学院大学的铃木基宽教授等人与高亮度光科学研究中心和物质、材料研究机构大同特殊钢合作,成功拍摄了磁铁磁区的三维图像。捕捉到了磁铁输给周围磁场,在磁铁内部磁极反转的情景。确认了多个反转传播模式。有助于阐明磁石性能的原理。
5、通过蚕创造革新材料市场 创业公司加入农林水产省采纳的联盟
Morus(东京都涩谷区,佐藤亮首席执行官,CEO),作为农林水产省采纳的“活用昆虫(蚕)技术的绿色生物产业的创造项目”的财团成员参与计划。该公司是从事蚕生物原料供应和研究开发的风险企业。通过参与该项目,除了加快自己公司的研究开发之外,还将与财团的企业、研究机构合作推进商业化。蚕茧高蛋白的同时对环境的负荷很低,对有用成分的基础研究很先进,在食品和饲料等方面的活用很受期待。项目的目标是,通过对提高蚕利用效率的品种开发和验证,创造出在世界上具有需求前景的革新性新材料市场。
【日本語】
1、電力損失10%改善、ルネサスが開発したパワー半導体新製品
ルネサスエレクトロニクスは、電動車用インバーター向けパワー半導体として、シリコン(Si)絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)新製品を開発した。第1弾となる耐圧750ボルト、定格電流300アンペア品のサンプル出荷を始めた。新しいプロセス「AE5」を採用し、現行品の「AE4」より電力損失を約10%改善。壊れにくさ(破壊耐量)を維持したまま約10%小型化した。
2、東レが開発、使用済み電池からリチウムを回収するスゴいナノ濾過膜
東レは、使用済みのリチウムイオン電池(LIB)からリチウムを回収するナノ濾過(NF)膜を開発した。NF膜の耐酸性を約5倍にリチウムの選択性を約1・5倍に高めたことで、廃LIBリサイクルでNF膜分離・回収が可能になる。同膜分離法を適用すれば、製造コストを5分の1に低減できるという。電気自動車(EV)の普及により2030年にはリチウムの供給不足が懸念されており、27年頃の実用化を目指す。
3、EV充電システムに活用も、周波数変動を抑制する東芝のスゴい技術
東芝は再生可能エネルギーを使って地域単位で電力を自給自足する小規模送電網(マイクログリッド)において、太陽光発電設備とGFM(グリッドフォーミング)インバーターの試作機を使い、停電につながる系統周波数の変動を抑える技術を実証した。今後、停電を回避する安定的な電力供給を実現する技術として、早期の実用化に向けた実証を重ねる。
4、磁石の磁区の3D撮影に成功!東北大などが成功した意義
東北大学の岡本聡教授と関西学院大学の鈴木基寛教授らは、高輝度光科学研究センターと物質・材料研究機構、大同特殊鋼と共同で磁石の磁区を3次元的に撮影することに成功した。磁石が周囲の磁場に負けて磁石内部で磁極が反転していく様子を捉えた。複数の反転伝搬モードを確認した。磁石性能の原理解明につながる。
5、カイコで革新素材の市場創出、スタートアップが農水省採択のコンソーシアム参画
Morus(東京都渋谷区、佐藤亮最高経営責任者〈CEO〉)は、農林水産省が採択した「昆虫(カイコ)テクノロジーを活用したグリーンバイオ産業の創出プロジェクト」のコンソーシアムメンバーとして参画する。同社はカイコのバイオ原料の供給と研究開発を行うベンチャー。同プロジェクトへの参画で自社での研究開発を加速するほか、コンソーシアムの企業・研究機関と連携して事業化を進める。
カイコは高タンパクでありながら環境負荷が低く、有用成分の基礎研究が進んでおり食品や飼料などでの活用が期待される。プロジェクトでは、カイコの利用効率を高めた品種の開発や実証を通じ、世界的に需要の見込まれる革新的な新素材としての市場創出を目指す。