【中文】
1、紫外线下溶于水的尼龙新材料 有利于解决海洋塑料问题
日本北陆尖端科学技术大学的金子达雄教授、海洋研究开发机构的若井晓副主任研究员、岛津制作所等的研究小组,开发出了受到紫外线照射后会变成水溶性微生物分解的尼龙新材料,并明确了分解特性。塑料使用时强度很高,且原料是将造纸厂的废弃物进行微生物发酵的生物材料。有利于解决对生态系统造成恶劣影响的海洋塑料垃圾问题。
2、竹中工务店开发的“气凝胶玻璃面板”的性能
日本竹中工务店与新光玻璃工业(富士县砺波市)联合开发了气凝胶玻璃面板。窗户部分使用具有透光性和绝热性的半透明轻量材料“气凝胶”,可以减少空调、照明的电力消耗量。首次应用于竹中的北海道地区FM中心,与使用带有百叶窗的高性能玻璃的办公室相比,可以节约10 - 20%的能源。目标是在2023年之前开发出能够安装在成品窗框上厚度的玻璃面板。
3、油脂制造企业正式推出“PBF”材料
日本国内油脂企业开始了植物食品“PBF”(plant base food)素材的开发。将乳制品、猪油、牛油等的风味只用植物原材再现出来,向食品加工厂商和餐饮相关企业进行了提案。有利于各油脂生产企业考虑环境和社会的伦理性消费,应对健康等方面。另外,在大豆和棕榈油价格高涨的情况下,也有助于提高附加价值,提高售价,维持和提高收益等。
4、水能高速透过,盐不能通过的“氟化纳米管”
东京大学的相田卓三卓越教授等人开发出了能让水高速通过而不让盐通过的纳米尺寸的氟化纳米管。依据在弱相互作用下小分子相互“粘合”成为链的“超分子聚合”的原理,制作了内径为0.9纳米的内径内管,内壁覆盖着氟。它能以与细胞吸收水有关的蛋白质“水通道蛋白”4500倍的速度透过水。有助于在水资源缺乏时的超高速水处理膜的开发。
5、从大气浓度CO₂制造CO合成气 产业技术综合研究所研发出新的催化剂
产业技术综合研究所的仓本浩司研究组长和笹山知岭研究员、高坂文彦主任研究员等人开发出了从大气浓度的二氧化碳(CO₂)制造一氧化碳合成气的催化剂。将钠分散在氧化铝载体上。吸收低浓度CO₂,然后放出氢气和一氧化碳。合成气中氢气和一氧化碳的比例为3.3比1。通过调整反应条件,有可能连续制造甲醇等原料气体。
【日本語】
1、紫外線で水溶化するスゴいナイロン新素材は海洋プラゴミ問題を解決するか
北陸先端科学技術大学院大学の金子達雄教授、海洋研究開発機構の若井暁副主任研究員、島津製作所などのグループは、紫外線を受けると水溶性になり微生物分解するナイロン新素材を開発し、分解特性を明らかにした。プラスチック使用時の強度は高く、原料は製紙工場の廃棄物を微生物発酵したバイオ素材だ。生態系に悪影響を及ぼす海洋プラスチックゴミ問題の解決に向けて注目される。
2、竹中工務店が開発「エアロゲルガラスパネル」の性能
竹中工務店は新光硝子工業(富山県砺波市)とエアロゲルガラスパネルを共同開発した。透光性と断熱性を備えた半透明の軽量素材「エアロゲル」を窓部分に使うことで、空調、照明のエネルギーを削減できる。竹中の北海道地区FMセンターに初めて適用し、ブラインド付き高性能ガラスを使ったオフィスと比べて10―20%のエネルギー削減を確認した。2023年までに既製品のサッシに設置できる厚さのガラスパネル開発を目指す。
3、油脂メーカーたちが「PBF」素材を本格展開
国内油脂メーカーが、植物由来の食品「プラントベースフード(PBF)」素材の事業展開に乗り出した。乳製品やラード、牛脂などの風味を植物由来の原材のみで再現し、食品加工メーカーや外食関連企業に提案する。油脂メーカー各社は環境や社会に配慮したエシカル(倫理的)消費、健康への関心の高まりに対応する。また大豆やパーム油の価格が高騰する中、付加価値を高めて売価を上げ、収益性を維持・向上する狙いもある。
4、水は高速透過、塩は通さない「フッ素化ナノチューブ」がスゴい
東京大学の相田卓三卓越教授らは、水を高速で通すが塩を通さないナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)のフッ素化ナノチューブを開発した。弱い相互作用で小分子が互いに“接着”して鎖となる「超分子重合」に注目。内壁がフッ素で覆われた内径0・9ナノメートルのチューブを作れた。細胞の水の取り込みに関連するたんぱく質「アクアポリン」の4500倍の速度で水を透過できる。水不足時に対応できる超高速水処理膜の開発につながる。
5、大気濃度CO2からCO合成ガス製造…産総研の新触媒が拓く可能性
産業技術総合研究所の倉本浩司研究グループ長と笹山知嶺研究員、高坂文彦主任研究員らは、大気濃度の二酸化炭素(CO2)から一酸化炭素の合成ガスを製造する触媒を開発した。ナトリウム種をアルミナ担体に分散させた。低濃度CO2を吸収し、その後で水素ガスを流すと一酸化炭素を放出する。合成ガスの水素と一酸化炭素の比は3・3対1。反応条件の調整でメタノール製造などの原料ガスを連続製造できる可能性がある。