【中文】
1、东洋纺与法国政府系研究机构成功试制能检测微弱光的“有机光电二极管”
日本东洋纺于28日宣布,与法国政府系研究机构CEA共同成功试制有机光电二极管(OPD)模块,该模块可以检测出比普通硅光电二极管更微弱的光。据悉,该模块使用了东洋纺研究开发的“有机光电转换材料”。作为物联网(IoT)设备的光传感器用途广泛,目标是在2025年之前实现实用化。
2、实现低温CO₂再资源化的新方法,ENEOS和早稻田大学发现的新材料
日本早稻田大学的关根泰教授等人与ENEOS公司共同开发了在比以前更低温的400℃- 500℃下有效地将二氧化碳(CO₂)再资源化的方法。使用由钴和铟组合而成的新型材料。80%以上的二氧化碳发生反应进行转化,每千克材料每天可以将17.7千克的二氧化碳转化为重要的化学原料一氧化碳(CO)。而在以前则需要700℃以上的高温条件。期待以实现碳中和为目标的基于二氧化碳再资源化的燃料合成技术的开发。
3、功率半导体用的“6英寸SiC基板”开始量产,由昭和电工自产
日本昭和电工面向功率半导体开始批量生产6英寸碳化硅(SiC)单结晶基板。该公司是在该底板上生产外延薄膜的SiC外延晶圆的世界最大的对外销售企业。内制底板,是以提高品质及强化稳定供应体制为目标。生产量、生产基地、投资额目前尚未公开。
4、层状结构二氧化锰使利用废热的蓄热材料成为可能性
日本东北大学畠山拓也研究生和市坪哲教授等人与日本Ligawa(东京都昭岛市,社长池田俊幸)共同研究发现,具有层状结构的二氧化锰可以作为高速、反复使用的低温废热的蓄热材料。蓄热能密度为每立方米1007兆焦耳(兆等于100万),与市售镍氢电池相当。这是一种通过水分子进出层间而吸散热的新型蓄热结构,可在120℃—150℃的低温度区域高效蓄热。可广泛应用于回收工厂废热、夜间利用白天的太阳能、汽车发动机的暖风等。
5、富士胶片开发出不使用色素印刷的高超喷墨技术
富士胶卷开发出了不使用色素,通过光的反射产生显色现象的“结构色”喷墨技术。墨水不包含成为色素的染料和颜料。通过基材定影时在墨膜内形成微细结构的技术,使结构色得以表现。可在胶卷上印刷,适用于透明树脂或玻璃装饰。今后的商业模式还在讨论中,西铁城钟表公司预定7月发售的手表的文字板等已经采用了这种模式。
【日本語】
1、微弱な光を検出できる「有機光ダイオード」試作、東洋紡が仏政府系研究機関と成功
東洋紡は28日、フランス政府系研究機関のCEAと共同で、一般的なシリコン光ダイオードよりも微弱な光を検出できる有機光ダイオード(OPD)モジュールの試作に成功したと発表した。東洋紡が研究開発を進める「有機光電変換材料」を使用しモジュールにした。IoT(モノのインターネット)デバイスの光センサー用途として、2025年までの実用化を目指す。
2、低温でCO₂再資源化する新手法を実現、ENEOSと早大が見出した新規材料
早稲田大学の関根泰教授らはENEOSと共同で、従来より低温の400度―500度Cで二酸化炭素(CO₂)を効率良く再資源化する手法を開発した。コバルトとインジウムを組み合わせた新規材料を使う。CO₂の80%以上を反応させられ、材料1キログラム当たり1日17・7キログラムのCO2を化学原料として重要な一酸化炭素(CO)に転換できる。これまでは700度C以上の高温条件が必要だった。カーボンニュートラル実現に向けたCO2再資源化による燃料などの合成技術の開発が期待される。
3、パワー半導体用「6インチSiC基板」量産が始まった、昭和電工が内製
昭和電工は、パワー半導体向けに6インチの炭化ケイ素(SiC)単結晶基板の量産を開始した。同社は同基板上にエピタキシャル薄膜を成長させたSiCエピタキシャルウエハーの外販で世界最大手。基板を内製し、品質向上および安定供給体制の強化を狙う。外部からの基板の調達も続ける。生産量および生産拠点、投資額は非公表。
4、廃熱利用の蓄熱材になる「層状構造二酸化マンガン」の可能性
東北大学の畠山拓也大学院生と市坪哲教授らはリガク(東京都昭島市、池田俊幸社長)と共同で、層状構造を持つ二酸化マンガンが、高速で繰り返し使える低温廃熱用の蓄熱材料として利用できることを発見した。蓄熱エネルギー密度は1立方メートル当たり1007メガジュール(メガは100万)で、市販のニッケル水素電池に匹敵する。層間に水分子が出入りすることにより吸放熱する新しい蓄熱機構で、120度―150度Cの低温度域で効率良く蓄熱できる。工場廃熱の回収や、昼間の太陽熱の夜間利用、自動車エンジンの暖気など幅広く応用できる。
5、色素使わず印刷するスゴいインクジェット技術、富士フイルムが開発
富士フイルムは色素を用いず、光の反射によって生じる発色現象「構造色」のインクジェット技術を開発した。インクに色素となる染料や顔料を含まない。基材定着時のインク膜内に微細構造を形成する技術により、構造色を発現させる。フィルムへの印刷が可能で、透明な樹脂やガラスの装飾に適している。今後のビジネスモデルは検討中だが、既にシチズン時計が7月に発売予定の腕時計の文字板などで採用されている。